「ベアリング」ってご存じですか?自転車にはたくさんのベアリングがついています。簡単に言うと回転する箇所の駆動を支え、摩擦を減らす大切な機械パーツです。画像のようなボールとその滑りを助けるグリスを使用したものが主で、今回は後ろの車輪の中心にある「ハブ軸」のベアリング交換です。
お客様はゴリゴリという異音にお気づきになり、確認するとややガタついていました。このまま乗り続けるとボールが変形し割れることも・・・そうなると急にタイヤが回転しなくなり大変危険です。自転車によっては、コスト削減のためボールの数を最低限にしたり、粗悪なグリスを使っていたりと注意が必要です。ご自身でメンテナンスする際に潤滑剤(CRCなど)をベアリングに吹いてしまったお客様もいました。ベアリングに大切なグリスを流してしまいますので絶対にやめてください。もちろん経年による消耗交換部品でもあります。
開けてみるとグリスはほぼなくなっており、ボールも黒ずんでいます。新しいボールと比べるとわかりやすい!!
ボールの数も少なかったので増やして入れ替え、グリスも投入してスムーズに動くようになりました。
ベアリングは車軸はもちろん、ペダル軸、ハンドル軸にも使用されております。異音やガタや違和感があったら動かなくなる前にメンテナンスを!
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